カラオケもスポーツと同じく体を使うため、ウォーミングアップが必要です。

いきなり上手くは歌えないので、首や肩を回して胸を開くなどの上半身を中心としたストレッチをしましょう。唇をブルブルと震わせるリップロールもおすすめです。

声の低さは、声帯の長さによって決まります。成長段階で変化することはありますが、大人になればほとんど変わることがありません。そのため、自分の中で最も低い声・高い声には限界があります。もちろん、練習次第で高い声の音域は広がりますが、しっかりと音域を広げるためにはボイストレーニングが必要です。

何曲か歌う中で自分のキーを知っておき、自分のキーに合った曲を選ぶようにしましょう。一般の方が出せる範囲は1～1.5オクターブと言われていて、実際にその範囲で構成されている曲が多くあります。自分のキーに合った曲を選べば、全体を通して歌えるでしょう。

腹式呼吸とは、息を吸うときにお腹をふくらませ、吐くときにお腹を凹ませる呼吸法です。この腹式呼吸で歌うと、声を楽に出すことができるだけでなく、喉が疲れにくくなるというメリットがあります。

寝ている時は自然とできている腹式呼吸ですが、立った状態では難しい場合もあるので、練習して身につけると歌いやすくなります。

マイクが最も音を拾う場所は、丸い球体のトップ部分です。この部分に声を当てることでマイクがしっかりと音を拾い、スピーカーから聞こえる声の音量が安定します。マイクと口が垂直になるように持ち、丸い球体のトップ部分が口の前にくるようにして歌いましょう。